🏠中古の平屋は「小さく・安く・暮らしやすく」というこれからの住まいニーズにいちばん合っている

新築の注文住宅市場だけでなく、中古住宅の仕入れ・買取再販の現場でも、平屋への関心は明らかに高まっています。
アイム不動産でも最近、平屋の仕入れが多くなってきており、昨今の物価高や建築資材高騰に対抗すべく、軽いリフォームにとどめて価格を抑え、「終の棲家」を探す方や、コンパクトな暮らしを望む方に、無理のない価格で届けることが可能になりました。
正直なところ、大きな住宅というものは若いころには憧れが強かったものの、60代・70代になると家の広さを持て余してしまうというのが現状です。
この記事では、なぜ今平屋が選ばれているのか、データと現場の実感の両面から整理します。
📊データで見る「平屋シフト」の背景

世帯人数はこの70年でほぼ半減している
2022年の平均世帯人数は2.25人で、1953年の5.00人と比べるとおよそ半分にまで減っています。1953年以前の平均延床面積が136㎡(約41坪)だったのに対し、直近(2018〜2020年9月)の平均延床面積は85.05㎡(25.7坪)まで縮小しています。家族の人数が減れば、必要な部屋数も、支えなければならない床面積も小さくて済む。これは新築・中古を問わない、住宅市場全体の構造変化です。
平屋の着工数は5年で約1.7倍
国土交通省の建築着工統計をもとにした調査では、この5年で平屋の着工棟数は約1.7倍に増加している一方、二階建て住宅は徐々に減少しているとされています。かつては「シニア世代の終の棲家」というイメージが強かった平屋ですが、現在は年齢層を問わず選ばれる住まいになりつつあります。
中古住宅買取再販市場そのものも拡大基調
矢野経済研究所の調査では、2022年の中古住宅買取再販市場規模は成約戸数ベースで前年比5.1%増の41,000戸、2023年は42,000戸への拡大が予測され、2030年には2022年比22.0%増の50,000戸になると見込まれています。背景には、割安で新築同様の住まいを求める需要の底堅さと、築年数が進んだ住宅ストックの増加があります。平屋・旧耐震という切り口は、この拡大市場の中でもニーズが集中しやすい領域だと言えます。
🤔なぜ「フルリノベ」ではなく「軽いリフォーム+安さ」なのか

平屋のメリットとしてよく語られるのは、階段のないワンフロア生活による家事動線の良さ、将来のバリアフリー化のしやすさ、そして構造的な安定性からくる耐震性の高さです。
少人数世帯や高齢者世帯の増加が平屋人気の主要因として挙げられることが多く、外壁や屋根のメンテナンスのしやすさも支持される理由の一つです。
ただ、中古の平屋を求める方の多くは、デザイン性の高いフルリノベーション物件よりも、「そこそこの状態で、価格が抑えられている」ことを重視する傾向があります。
水回りなど生活に直結する部分だけを直し、内装や間取りに大きく手を入れない。その分、販売価格を下げられる。これは、実家じまいや老後の住み替えを検討している方、あるいは単身・二人暮らしでコンパクトな住まいを探している方にとって、現実的な選択肢になります。
一方で、ちょうど比較になる記事もあります。60代後半の女性が一人暮らしのために実家をフルリノベーションし、高断熱・高気密の性能に加えて趣味を楽しむアトリエまで備えた事例がSUUMOジャーナルで紹介されていました(記事はこちら)。こうした「性能もこだわりも妥協しない」フルリノベは一つの理想形ですが、当然コストもかかります。
アイム不動産が取り組んでいるのは、その対極にある「必要な安心感は確保しつつ、コストを最小限に抑える」平屋という選択肢です。
同じ「終の棲家としての平屋」でも、予算や価値観によって選び方の幅があることが伝わる好例だと思います。
🔦旧耐震の平屋、購入前に押さえておきたいポイント

平屋の中古住宅、特に旧耐震基準(1981年5月以前)の物件を検討する際は、耐震性についての理解が欠かせません。
建築基準法の耐震基準は1981年に大きく見直され、それ以前を「旧耐震基準」、以降を「新耐震基準」と呼びます。さらに2000年の改正で基準はより明確化されました。
前回の熊本地震の被害状況を年代別に区分した調査でも、旧耐震・新耐震・2000年改正以降の3区分で被害の程度に明確な差が出ています。
とはいえ、旧耐震だからといって一律に危険というわけではありません。
平屋は構造的にも重心が低く、揺れの影響を受けにくいと言われており、必要な耐震診断・耐震補強を行うことで安心して住み続けられるケースは多くあります。
また、耐震診断や耐震補強に対する補助金・助成金は、国や都道府県、市区町村単位で用意されているものの、その多くは旧耐震基準の住宅が対象で、築40年未満の住宅では活用しにくいという制度上の特徴もあります。旧耐震の平屋を検討する際は、こうした補助制度が使えるかどうかも含めて確認することをおすすめします。
🌟福島で平屋を選ぶという視点

首都圏ではマンション価格の高騰もあって、戸建てそのものが「高嶺の花」になりつつあると言われます。
一方、福島市や県内各地では、まだ手の届く価格帯で平屋の中古住宅を探せる余地が残っています。
都会と同じ「性能追求型」の平屋である必要はなく、地方だからこそ実現できる「無理のない価格で、身の丈に合った終の棲家を持つ」という選び方があります。
アイム不動産が平屋を提供できるのも、この地域だからこそ成立する価値提供だと考えています。
❓よくある質問(FAQ)

Q. 旧耐震の平屋を買っても地震が心配ではないですか?
A. 旧耐震基準の住宅は、新耐震基準の住宅と比べて耐震性能に差があるのは事実です。ただし平屋は構造的に重心が低く揺れの影響を受けにくいとされ、耐震診断・耐震補強を行うことでリスクを大きく下げられます。購入前に耐震診断の実施状況を確認することをおすすめします。
Q. フルリノベーションと軽いリフォームでは何が違いますか?
A. フルリノベーションは間取りや内装、設備を大きく作り変える分、費用も高くなります。軽いリフォームは水回りなど生活に直結する部分を中心に手を入れ、価格を抑えることを優先する方法です。デザイン性よりも「無理のない予算で住み替えたい」という方に向いています。
Q. なぜ今、平屋の中古住宅が増えているのですか?
A. 世帯人数の減少により必要な床面積が小さくなったこと、老後を見据えて階段のない暮らしを望む方が増えたこと、そして中古住宅買取再販市場そのものが拡大していることが背景にあります。
アイム不動産では随時仕入れを行っています。
お客様に喜んでいただけるような価格設定を心掛けております。
ぜひ気になる物件ございましたらお気軽にお問い合わせください。
アイム不動産株式会社
📞024-573-6235
【この記事を書いた人】本社 津嶋
・なぜ今「平屋」ブーム?理由とポイントを解説!世帯人数の減少(1953年5.00人→2022年2.25人)と平均延床面積の縮小データの出典です。スウェーデンハウス
・平屋のメリット7選|デメリットと快適に暮らすためのポイントこの5年で平屋の着工棟数が約1.7倍に増加しているという統計の出典です。
・中古住宅買取再販市場に関する調査を実施(2023年)中古住宅買取再販市場の規模と2030年までの拡大予測の出典です。
・中古物件をリノベーションすると耐震性に問題はないの?旧耐震・新耐震基準の区分や熊本地震の被害状況調査についての出典です。
・中古住宅は”耐震補強リノベーション”で地震対策耐震補強の補助金制度が旧耐震基準の住宅を主対象としている点の出典です。
