コラム
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【福島版】物価は上がるのに不動産は上がらない?相続・空き家が増える時代に知っておきたい現実

物価は上がっているのに、なぜ福島の不動産は上がらないのか?

相続・空き家が増える時代の不動産市場を考える。

 

最近のニュースでは、日用品や鶏肉、ガソリン、電気代などの値上げが続いています。

東京都内では中古マンションでも2億円を超える「億ション」が話題となり、ニュースを見る限り「不動産価格もどんどん上がっている」と感じる方も多いかもしれません。

しかし、福島県をはじめ、地方の不動産市場では少し違った現象が起きています。

実際に当社へご相談いただく中では、

  • 相続した実家をどうしたらいいかわからない
  • 親が施設に入り空き家になった
  • 管理が負担になっている
  • 売りたいけれど買い手が見つからない

といったお悩みが増えており、不動産価格にも影響が出始めています。

福島市の公示地価(2026年)で言えば前年比 +0.5% で、ほぼ横ばい。

なぜ物価が上がっているのに、地方の不動産価格は都心ほど上がらないのでしょうか。

 

🔦不動産価格は「物価」ではなく「需要」で決まる

食品や日用品は、原材料費や輸送費が上がれば価格も上昇します。

しかし不動産は少し違います。

不動産価格を決める最大の要因は、

「その地域に住みたい人がどれだけいるか」です。

たとえ建築費やリフォーム費用が上がっても、その地域で家を買いたい人が減れば不動産価格は下がります。

地方不動産が抱える課題は、物価上昇ではなく人口減少なのです。

 

🏠福島県では空き家が増え続けている

総務省の住宅・土地統計調査によると、福島県の空き家数は増加傾向にあります。

背景には、

  • 少子高齢化
  • 人口減少
  • 相続件数の増加

があります。

最新の2025年国勢調査速報値によると、福島県の人口は171万1,937人となり、2020年国勢調査と比較すると▲12万1,215人(▲6.6%)減少しています。

これは過去最大の減少数・減少率です。

2024年に福島県で生まれた子どもの数は8,216人で、過去最低を更新。

ちなみに福島県の人口は約170万人ですから、年間出生数は人口のわずか 0.48%程度 しかありません。

実は出生率よりも怖いのがこちらです。

2024年の福島県は

  • 出生率(粗出生率)5.2‰
  • 死亡率15.4‰

となっており、自然減が年間約1万8,000人超発生しています。

単純計算すると、毎年「中規模の町」が1つ消えているようなペースです。

特に地方の空き家が最近増えているパターンは

親が高齢者施設へ入所

実家が空き家になる

子どもは県外に住んでいる

管理できず放置される

というケースです。

売りたい人は増える一方で、購入希望者は減少しているため、価格が下がりやすい環境になっています。

 

🤔実際にあったご相談事例

当社へご相談いただいたお客様の中にも、このようなケースがありました。

ご実家にお住まいだった親御様が施設へ入所され、空き家となった住宅のご相談です。

しかし、その後親御様は認知症を発症し、ご自身で売却の意思表示や契約手続きを行うことが難しい状態になっていました。

ご兄弟もそれぞれ遠方に住んでおり、

  • 今後どうするべきか
  • 売却できるのか
  • 手続きは誰が進めるのか

について悩まれていました。

そこで司法書士と連携しながら法的な手続きを進め、ご家族で話し合いを重ねた結果、売却まで進めることができました。

ご相談から売却完了までは約半年ほどかかりましたが、

「何から始めればいいかわからなかったので助かりました」

というお言葉をいただきました。

実は近年、このようなご相談は珍しくありません。

不動産の問題というよりも、

「家族の問題」「相続の問題」「認知症の問題」

としてご相談いただくケースが増えています。

 

⚒️建築費は上がっているのに地方不動産は下がる理由

近年は建築資材や人件費の高騰により、新築住宅の価格は大きく上昇しています。

しかし地方では、先ほども申した通り、

  • 人口減少
  • 空き家増加
  • 相続不動産の増加

が進んでいます。

つまり、建てる費用は上がるのに、家を欲しい人は減るという状態になっています。

そのため物価上昇と不動産価格上昇が必ずしも連動しないのです。

 

💫これからは「二極化」の時代

今後は福島県内でも物件ごとの差がさらに大きくなると考えられます。

価格が下がりやすい物件

  • 長期間放置された空き家
  • 管理状態が悪い住宅
  • 相続後に放置された住宅
  • 利便性の低い立地

需要が残りやすい物件

  • スーパーや病院が近い住宅
  • 駐車場が確保できる住宅
  • リフォーム済み住宅
  • 管理状態が良い住宅

同じ地域内でも「売れる家」と「売れない家」の差が広がる時代になっています。

 

🫣「そのうち考えよう」が一番危険

空き家は所有しているだけでも、

  • 固定資産税
  • 草刈り費用
  • 維持管理費
  • 修繕費

などの負担が発生します。

さらに建物は人が住まなくなると急速に劣化します。

掃除・換気・水を流す・異変に気づく、「人間の日常行動」が実は家にとって最高のメンテナンスなのです。

実際に、「親が施設に入ったので様子を見ていたら数年経ってしまった」というケースも少なくありません。

早めに相談することで選択肢は広がります。

 

✨まとめ

全国的には物価上昇が続いていますが、福島県の不動産をはじめ、地方の市場では相続や空き家増加の影響により、価格が下がる物件も増えています。

特に親御様が施設へ入居された後の空き家や、相続を予定しているご実家については、早めの準備が重要です。

不動産の問題は、売買だけではなく相続や家族間の話し合いが関係するケースも少なくありません。

アイム不動産では空き家・相続不動産・買取査定のご相談を承っております。

ご依頼いただいたお客様には無料のサービスとして草刈りや除草剤撒き、物件の簡易清掃や補修も実施しており、きちんと責任をもって管理させていただきます。遠方で管理が難しいという方も是非ご相談下さい。

「まだ売るか決めていない」
「何から始めればいいかわからない」

という段階でも、最初の1歩の行動が大事です。お気軽にご相談ください。

 

アイム不動産株式会社

TEL:024-573-6235

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【この記事を書いた人】本社 津嶋

※本記事は総務省「住宅・土地統計調査」、国土交通省公表資料、各種統計データを参考に作成しています。